電気代・光熱費

エアコンの電気代はいくら?1時間・1日・1ヶ月の平均と計算方法

エアコンの電気代はいくら?1時間・1日・1ヶ月の平均と計算方法

「エアコンの電気代って、結局いくらなの?」

夏や冬になると、毎月の電気代が気になって不安になりますよね。

特につけっぱなしにしている日や、電気代が急に上がった月は「使いすぎたかも…」と焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。

でも実は、エアコンの電気代は計算方法さえわかれば、自分で簡単に目安を出すことができます。

この記事では、

  • エアコンの電気代の計算方法
  • 1時間・1日・1ヶ月・年間の電気代
  • 平均はいくらなのか
  • つけっぱなしは高いのか

を、わかりやすくまとめました。

まずは基本となる電気代の計算方法から見ていきましょう。

Contents
  1. エアコンの電気代はどうやって計算する?【基本式】
  2. エアコン1時間の電気代はいくら?
  3. エアコンを1日つけっぱなしにすると電気代はいくら?
  4. エアコン1ヶ月の電気代はいくら?
  5. エアコンの年間電気代はいくら?
  6. エアコンの電気代の平均はいくら?
  7. 電気代が高くなる原因は?
  8. エアコンの電気代を安くするコツ
  9. よくある質問(Q&A)
  10. まとめ|エアコンの電気代は「計算すれば不安は消える」
  11. 参考情報

エアコンの電気代はどうやって計算する?【基本式】

エアコンの電気代はどうやって計算する?

電気代の計算式(ワット数から計算する方法)

エアコンの電気代は、次の計算式で求められます。

消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)

ポイントはワット(W)をキロワット(kW)に直すことです。

1,000W = 1kW なので、例えば600Wのエアコンなら、

  • 600W ÷ 1,000 = 0.6kW

になります。

もし電気料金単価を31円/kWhとすると、

  • 0.6kW × 1時間 × 31円 = 約18.6円

これがエアコン1時間あたりの電気代です。

計算自体はとてもシンプルです。

1kWhあたりの電気代はいくら?

※本記事では電気料金単価を31円/kWhとして計算しています。

この単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している電力料金目安単価(主要電力会社10社の平均)を参考にしています。

電気料金単価は契約プランによって違いますが、目安としてよく使われるのが31円/kWhです。

これは全国家庭電気製品公正取引協議会が示している目安単価で、多くの電気代シミュレーションでも使われています。

実際の単価は、

  • 契約アンペア数
  • 地域
  • 電力会社

によって変わりますが、まずは31円で計算すれば平均的な目安が出せます。

消費電力(W)の確認方法

エアコンのワット数(消費電力)は、

  • 取扱説明書
  • メーカー公式サイト
  • カタログ
  • 室内機の側面ラベル

で確認できます。

冷房と暖房では消費電力が違うため、必ず運転モードごとの数値を見るようにしましょう。

例えば、

  • 冷房:500W前後(6畳クラス)
  • 暖房:480W〜800W程度

が一般的な目安です。

電気代を10秒でざっくり計算する方法(簡易版)

「ちゃんと計算するのは面倒…」という方は、次の方法でもOKです。

ワット数 ÷ 1,000 × 31円 = 1時間の電気代

あとはそれに使用時間をかけるだけ。

例えば500Wなら、

  • 0.5 × 31円 = 約15円/時間

と覚えておけば、

  • 10時間 → 約150円
  • 24時間 → 約360円

とすぐに計算できます。

まずは自分のエアコンのワット数をチェックしてみてください。

エアコン1時間の電気代はいくら?

エアコン1時間の電気代はいくら?

計算方法がわかったところで、実際にエアコン1時間の電気代はいくらになるのか見ていきましょう。

ここでは、電気代単価を31円/kWhとして、一般的な畳数ごとの目安を紹介します。

6畳・8畳・10畳・12畳の目安

平均的な消費電力をもとに計算すると、1時間あたりの電気代は次のようになります。

  • 6畳(約500W)→ 約15円/時間
  • 8畳(約580W)→ 約18円/時間
  • 10畳(約650W)→ 約20円/時間
  • 12畳(約1,000W)→ 約31円/時間

小さい部屋なら1時間あたり15円前後が目安になります。

仮に10時間使った場合は、

  • 6畳 → 約150円
  • 8畳 → 約180円
  • 10畳 → 約200円

となります。

「思ったより安い」と感じる方も多いかもしれませんね。

冷房と暖房でどれくらい違う?

実は、暖房のほうが電気代は高くなりやすい傾向があります。

理由は、外気温が低いときに部屋を暖めるため、エアコンがより多くの電力を使うからです。

例えば6畳用の場合の目安は、

  • 冷房:約500W → 約15円/時間
  • 暖房:約480〜800W → 約15〜25円/時間

特に真冬は最大消費電力に近づくため、1時間20円以上になることもあります。

逆に冷房は、設定温度が極端に低くなければ、比較的安定した電気代になります。

冬の電気代が高く感じるのは、暖房の影響が大きいからです。

エアコンを1日つけっぱなしにすると電気代はいくら?

エアコンを1日つけっぱなしにすると電気代はいくら?

「エアコンを1日中つけっぱなしにしたら、いくらになるの?」

ここが一番気になるポイントですよね。

先ほどの1時間あたりの電気代をもとに、24時間つけっぱなしの場合を計算してみましょう。

24時間つけっぱなしの計算例

たとえば6畳用(約500W)の場合、

  • 1時間:約15円
  • 1日(24時間):15円 × 24時間 = 約360円

これを1ヶ月(30日)続けると、

  • 360円 × 30日 = 約10,800円

小さめのエアコンでも、1ヶ月つけっぱなしなら1万円前後になる計算です。

8畳(約580W)なら、

  • 1日:約430円前後
  • 1ヶ月:約13,000円前後

10畳クラスなら、月15,000円近くになるケースもあります。

「つけっぱなしは高い」と言われる理由がわかりますね。

夜だけ(10時間)の場合

では、夜間だけ(例:10時間)使用した場合はどうでしょうか。

6畳用(約15円/時間)の場合、

  • 15円 × 10時間 = 約150円/日
  • 150円 × 30日 = 約4,500円/月

24時間つけっぱなしと比べると半分以下になります。

つまり、使用時間が電気代を大きく左右するということです。

1ヶ月つけっぱなしにしたら本当にヤバい?

結論から言うと、「常にフルパワーで動くわけではない」ため、計算通りにならないことも多いです。

エアコンは、設定温度に達すると弱運転になります。そのため、実際の平均消費電力はカタログ最大値より低くなることが一般的です。

ただし、

  • 真夏の猛暑日
  • 真冬の厳寒日
  • 断熱性の低い部屋

では消費電力が高くなりやすく、想定以上に電気代が上がることもあります。

「短時間の外出ならつけっぱなしの方が安い」ケースもありますが、丸1日単位では使用時間がそのまま電気代に反映されます。

次は、1ヶ月あたりの平均電気代を詳しく見ていきましょう。

エアコン1ヶ月の電気代はいくら?

エアコン1ヶ月の電気代はいくら?

ここでは、エアコン1ヶ月の電気代の目安を具体的に見ていきましょう。

1日あたりの電気代がわかれば、30日かけるだけで簡単に計算できます。

平均的な家庭の月額目安

電気代単価31円/kWh、一般的な消費電力をもとにすると、目安は次の通りです。

  • 6畳(冷房中心・1日10時間)→ 約4,500円/月
  • 8畳(1日10時間)→ 約5,300円/月
  • 10畳(1日10時間)→ 約6,000円/月
  • 12畳(1日10時間)→ 約9,000円前後/月

一方で、24時間つけっぱなしにすると、

  • 6畳 → 約10,000〜11,000円
  • 8畳 → 約13,000円前後
  • 10畳 → 約15,000円前後

まで上がる可能性があります。

つまり、使用時間が月額を大きく左右するのです。

高くなるケース・安くなるケース

同じエアコンでも、電気代には差が出ます。

高くなりやすいケース

  • 設定温度を極端に低く・高くしている
  • 築年数が古く断熱性が低い
  • フィルター掃除をしていない
  • 室外機の周りに物がある

安くなりやすいケース

  • 風量を「自動」に設定している
  • サーキュレーターを併用している
  • 遮光カーテンや断熱対策をしている
  • 比較的新しい省エネ機種を使っている

同じ畳数でも、環境次第で月に数千円差が出ることもあります。

結局いくらから「高い」と言える?

目安として、8畳クラスの場合:

  • 月5,000〜7,000円 → 一般的な範囲
  • 月8,000〜10,000円 → やや高めになることもある
  • 月12,000円以上 → 使用環境によっては見直しを検討してもよい水準

電気代は住環境や使用時間によって大きく変わります。

平均より明らかに高いと感じる場合は、設定温度や使用時間を確認してみましょう。

電気代が高いと感じる場合は、

  • 使用時間
  • 設定温度
  • フィルターの状態

をまずチェックしてみましょう。

エアコンの年間電気代はいくら?

エアコンの年間電気代はいくら?

「1ヶ月はわかったけど、1年間ではどれくらいかかるの?」

ここも気になるポイントですよね。

年間電気代を出すには、期間消費電力量(kWh)という数値を使います。

期間消費電力量とは?

期間消費電力量とは、冷房・暖房を一定条件で1年間使用した場合の消費電力量のことです。

メーカーのカタログや公式サイトに記載されています。

年間電気代は、次の式で求められます。

期間消費電力量(kWh) × 電気料金単価(円/kWh)

例えば、期間消費電力量が600kWhの場合:

  • 600 × 31円 = 約18,600円/年

これが年間の目安になります。

年間電気代は「カタログ数値」で比較するのが一番正確です。

平均的な年間電気代の目安

※畳数別の平均消費電力は、経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」の公表データを参考にしています。

一般的な目安としては、

  • 6畳用 → 約15,000〜20,000円/年
  • 8畳用 → 約18,000〜25,000円/年
  • 10畳用 → 約20,000〜30,000円/年
  • 12畳用 → 約30,000円以上

が平均的なラインです。

もちろん、

  • 使用時間
  • 地域(寒冷地かどうか)
  • 住宅の断熱性能

によって差が出ます。

冬の暖房使用時間が長い家庭ほど年間電気代は高くなりやすい傾向があります。

「今のエアコンは高いのかな?」と思ったら、まずは期間消費電力量をチェックしてみましょう。

エアコンの電気代の平均はいくら?

エアコンの電気代の平均はいくら?

「うちの電気代って高いのかな?」

そう感じたときに気になるのが、エアコンの電気代の平均ですよね。

ここでは、一般的な畳数ごとの平均目安をまとめます。

畳数別の平均比較

電気代単価31円/kWh、標準的な使用条件を前提とした目安は次の通りです。

■ 1時間あたりの平均

  • 6畳 → 約15円
  • 8畳 → 約18円
  • 10畳 → 約20円
  • 12畳 → 約31円

■ 1ヶ月(1日10時間使用)の平均

  • 6畳 → 約4,500円
  • 8畳 → 約5,300円
  • 10畳 → 約6,000円
  • 12畳 → 約9,000円

■ 年間の平均

  • 6畳 → 約15,000〜20,000円
  • 8畳 → 約18,000〜25,000円
  • 10畳 → 約20,000〜30,000円
  • 12畳 → 約30,000円以上

この範囲内なら「平均的」と考えてよいでしょう。

他の家庭と比べて高いか判断する方法

次のポイントをチェックしてみてください。

  • 同じ畳数なのに平均より月2,000円以上高い
  • 前年と比べて急に上がっている
  • フィルター掃除を長期間していない
  • 10年以上前のエアコンを使っている

これらに当てはまる場合、無駄な電力を使っている可能性があります。

逆に、

  • 断熱対策をしている
  • 自動運転を使っている
  • 比較的新しい機種

なら、平均より安くなることもあります。

大切なのは「平均」と比べて判断することです。

次は、電気代が高くなる原因を詳しく見ていきましょう。

電気代が高くなる原因は?

電気代が高くなる原因は?

「前より電気代が高くなった気がする…」

そんなときは、まず原因をチェックしてみましょう。

エアコンの電気代は、使い方次第で大きく変わります。

つけっぱなしは本当に損?

よく言われるのが「つけっぱなしの方が安い」という話ですよね。

これは短時間の外出(30分〜1時間程度)なら正しい場合があります。

エアコンは、運転開始直後に最も電力を使います。そのため、こまめにオン・オフを繰り返すと、かえって消費電力が増えることもあります。

ただし、

  • 数時間以上の外出
  • 外気温がそれほど厳しくない日

なら、消した方が安くなるケースもあります。

丸1日つけっぱなしにすると使用時間が長くなるため、電気代は増える傾向があります。ただし、外気温や設定温度によって実際の消費電力は変動します。

設定温度1℃でどれくらい変わる?

一般的に、暖房時は設定温度を1℃下げると約10%前後の節電につながると言われています。

ただし、実際の削減率は住宅の断熱性能や外気温、エアコンの性能によって異なります。

例えば、月6,000円かかっている場合:

  • 10%削減 → 約600円節約

たった1℃でも、1ヶ月で数百円、シーズンでは数千円の差になることもあります。

無理に寒くする必要はありませんが、

  • ひざ掛けを使う
  • 加湿を併用する

といった工夫で体感温度を上げるのもおすすめです。

フィルター掃除でいくら変わる?

意外と見落とされがちなのが、フィルター掃除です。

フィルターが目詰まりすると、空気を取り込む効率が落ち、余計な電力を使います。

1年間掃除をしない場合、消費電力量が約20〜25%増えるというデータもあります。

月6,000円の場合:

  • 25%増 → 約7,500円

つまり、月1,500円も差が出る可能性があります。

フィルターは2週間に1回を目安に掃除しましょう。

次は、今日からできる電気代を安くするコツをまとめます。

エアコンの電気代を安くするコツ

エアコンの電気代を安くするコツ

エアコンの電気代は、ちょっとした工夫で下げることができます。

今日からできるポイントをまとめました。

① 風量は「自動」に設定する

節約のために風量を「弱」にしていませんか?

実は、基本は「自動」がおすすめです。

エアコンは、設定温度との差が大きいときに多くの電力を使います。最初にしっかり部屋を冷やす・暖める方が効率的です。

自動運転なら、強→弱へと効率よく調整してくれます。

② サーキュレーターを併用する

冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へたまりやすい性質があります。

サーキュレーターで空気を循環させると、設定温度を1℃調整できる場合もあります。

エアコンの設定温度を1℃変えるより、サーキュレーターを併用する方が電気代を抑えられるケースが多いです。

③ 窓の断熱対策をする

室内の熱は、主に窓から逃げます。

  • 遮光カーテン
  • 断熱シート
  • 厚手カーテン

を使うだけでも効果があります。

断熱対策は、即効性のある節電方法です。

④ フィルターをこまめに掃除する

すでに触れましたが、フィルター掃除は最重要ポイントです。

2週間に1回の掃除で、年間数千円の差が出ることもあります。

⑤ 設定温度を見直す

暖房は20〜22℃、冷房は26〜28℃が一般的な目安です。

無理のない範囲で調整するだけでも、年間数千円単位の節約につながります。

大きなことをしなくても、積み重ねが電気代を左右します。

最後に、よくある疑問をQ&A形式でまとめます。

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)

Q1. 冷房と除湿はどっちが電気代が安い?

一般的には、弱冷房除湿(ソフト除湿)なら冷房とほぼ同じかやや安いことが多いです。

ただし、再熱除湿(寒くならないタイプ)は電気代が高くなる傾向があります。

お使いのエアコンの除湿方式を確認してみましょう。

Q2. 風量を「弱」にすれば電気代は安くなる?

実は、必ずしも安くなりません。

最初に部屋を適温まで持っていくときは、ある程度のパワーが必要です。

基本は「自動」設定が最も効率的と考えてよいでしょう。

Q3. 24時間つけっぱなしにすると壊れやすい?

すぐに壊れるわけではありませんが、長時間稼働すれば部品の劣化は早まります。

エアコンの寿命はおおよそ10年前後が目安です。

定期的な掃除と点検を行えば、つけっぱなしでも大きな問題は起きにくいでしょう。

Q4. 古いエアコンは本当に電気代が高い?

10年以上前の機種と最新モデルでは、消費電力量に差が出る傾向があります。

条件が同じであれば、年間で数千円程度の差が生じるケースもありますが、使用環境によって結果は変わります。

期間消費電力量を比較すると違いがわかります。

まとめ|エアコンの電気代は「計算すれば不安は消える」

エアコンの電気代は、なんとなく「高そう」と感じがちですが、実際は計算すれば目安がはっきりわかります。

この記事のポイントをまとめます。

  • 電気代の基本式は「消費電力 × 使用時間 × 単価」
  • 6畳なら1時間約15円が目安
  • 1日10時間なら月4,000〜6,000円前後
  • 24時間つけっぱなしなら月1万円超もあり得る
  • 設定温度1℃・フィルター掃除で大きく差が出る

「高いかどうか」は平均と比べることで判断できます。

まずは、

  • 自宅のエアコンのワット数を確認
  • 1時間あたりを計算
  • 1ヶ月分を出してみる

この3ステップを試してみてください。

数字が見えるだけで、「なんとなく不安」はなくなります。

電気代は感覚ではなく、計算で判断するのがいちばん確実です。

参考情報

※本記事の数値は公的機関およびメーカー公式データを参考にした目安です。実際の電気代は、契約プラン・使用時間・住宅の断熱性能・気象条件などにより異なります。

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